ケロケロ

オタクの備忘録

カラマリ感想01

 

こんにちは。

今年の年末年始はとあるゲームにドハマりしました。

その名も「Collar×Malice」

オトメイトから発売されている乙女ゲームで、ジャンルはラブ×サスペンスAVG

友人のオススメで好意で貸していただいたのがきっかけです。

今回はこのゲームの感想を残しておきたいと思います。

 

!注意!

この記事はネタバレ全開で配慮は一切なしです。

未プレイの方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

序盤

 

 

舞台は20××年12月の新宿。

その年の4月から続く連続殺人事件が原因で隔離措置が取られ、新宿からの出入りは不可能な状態。

主人公の星野市香はそんな新宿で働く新宿署地域課特殊地域防犯対策室所属の新人警察官。

12月のある日、市香は帰り道事件に巻き込まれ、連続殺人事件の首謀者と思われる組織「アドニス」に毒入りの首輪をつけられてしまう。

そこで出会った元警察官で独自に事件を捜査しているという男性たち。

首輪から聞こえる声は男たちと共に事件を捜査し真相にたどり着けと言うが…?

みたいな感じのあらすじです。

 

 

 出だしから引き込まれる世界観でした。

設定も面白いしこれからどうなっていくんだろうというワクワク。

普通に推理小説を読んでいる感覚です。

そして絵が美麗!美しい!

スチルが綺麗で1枚1枚ゆっくり眺めたくなります。

 

 

まず序盤で抱いた1番の感想

「なんで冴木君は攻略対象じゃないの!?」

 最初何故か岡崎と見間違えていて、「ああ、よく知る同期と事件がきっかけで出会った男の2人がメインなのか」(HPトップ参照)なんて訳の分からないことを考えていました…。

その誤解は岡崎の登場で早々に解けましたが、なお残る冴木君攻略不可問題。

こんな気心知れて支えあってる関係なのに冴木君とは恋に発展しないの?と思ってました。

後に苦しむことになります。はい。

 

それではざっくり個別ルートの感想を書いていきます。

 

 

 

笹塚ルート

 

 

まず何も意識せずプレイしていたら笹塚に入りました。個別ルート入るの早い。

そして最初にして最高のルートを引き当ててしまった…。

最初終わらせたとき「あれこのルート一番好きなやつでは…?」と思いましたが全クリ後もやっぱり笹塚が1番でした。

 

とにかくかわいい。2人ともかわいい。なにあれ。

 

「犯人と繋がってるかもしれない奴なんて信じられない利用するのみ」

「疑われるのは仕方がないけどそんな言い方しなくても…怖い…」

 

という恋愛どころか友達にもなれなさそうな序盤から

 

「自分が復讐に溺れない理由になった。泣かせたくない」

「大好きな人。あなたの隣に並びたい」

 

になるのがほんと最高。

 笹塚にとって市香ちゃんが恋愛感情を超えて自身に必要不可欠な存在になっていくのがドツボでした。

そして何と言っても告白シーン!

あまりの可愛さにハゲ散らかした。

とっくに恋人同士だと思ってた笹塚と自己評価が低いばっかりに笹塚を遠い存在に感じてしまう市香ちゃんの気持ちのギャップが可愛くて面白くて。

これはバカップルですわ。

 

笹塚ってカラマリの中でもかなり善性をもった人間じゃないかと思っていて。

1回目の添い寝のシーンで笹塚のモノローグが入った時、こいつも被害者かもしれないんだよなとか、だとしたら自分の言動がひどいことも自覚していると語っていて驚きました。そんなこと思ってたんかい!

初めてキスする時も、弟の香月の事で泣く市香にもっと泣く事あっただろとも言っていました。笹塚は首輪をつけられている事をスパイの疑いがあるだけじゃなくて命が常に狙われているという側面も忘れないでいたんだろうなと。

ただの冷徹な人間だったらそうはならない。

榎本と楽しそうに(?)ケンカしているところを見ても根本的に人が嫌いなわけじゃないんだろうなと思いました。

ギリギリのところで踏みとどまっていると自覚し、そんな自分にポジティブな感情を抱いていないあたりも善性の表れのような気がします。

 

 

アドニスに関してわかったことは組織の理念ってところでした。

大体想像はついていましたがそれがはっきりした感じ。

笹塚がアドニスに入ってしまうBADはつらいけど好き。

でもあの声が変声機を通して聞こえてしまうのはつらすぎる。

 

そういえば悲恋ENDはあれ悲恋でもないよなぁと(笑)

あの後いくらでもくっつく機会はありそうだしなんなら1回そういう経験を経た方がくっついた後の気持ちは強い気もする。

 

 

 

榎本ルート

 

 

 次にプレイしたのは榎本ルートです。

笹塚ルートをプレイ中にどうしても原因がわからないBADに遭遇したので攻略サイトを見たのですがその際にオススメ順をさらっと見て、榎本が1番最初だったのでそれにしたがって進めることにしました。

 

微笑ましい。その一言に尽きる。

 

そもそもルート分岐の選択肢に入る前のストーリーが小学生の言い合いで可愛すぎる。

「お前なんてタイプじゃないし!」て言った後にちょっと言い淀んじゃうのなんてあまりにも小学生。

 共通ストーリーでは終始そんな感じで、明るくて楽しいタイプのキャラかなと思っていたら個別入ったとたんに不穏な雰囲気。

なんだお前そういう感じ?

明るく振る舞ってはいるけど心の奥底には色々抱えてるってやつ?

 

ほどなくして元上司の佐竹から事情を聞かされる市香ちゃん。

榎本は真っ直ぐな性格だから、信頼してる人の裏の顔というかドス黒い感情に人並み以上にダメージを食らっちゃったのかもね。

でもそれを乗り越えていく様はまさにドストレート主人公。

一色さんとの会話や緒方との対立はただド直球なだけじゃない大人の男でめちゃくちゃかっこよかった。

 

最初にも言ったけど終始小学生みたいな恋愛してる2人が可愛すぎる。

でも会話の節々で過去にお付き合いの経験があることがわかる市香ちゃんがリードしてるのが好き。

よかったな!榎本!

 

事件の真相については目新しいことは分からず。

というか他の方の感想ブログを読んでたら「あの人が銃に撃たれてから首輪の反応無くなった」とゼロの正体を疑ってる人がいて驚いた。全然気づかなかったわ。後から見返すと確かにわかりやすい。

 

 

 

白石ルート

 

 

 序盤でちょっと触れたけどHP見たときに岡崎と柳さんがどーんと映っていたからこの2人がメインなのかと勝手に思って最後に残すと決めていたのでお次は白石さん。

榎本ルートに入ろうと進めていたら白石さんのところで新しい選択肢が出たので若干の覚悟はしていました。

攻略制限がかかっているということは…つまり………。

 

 

序盤からかなり思わせぶり。

現職の警察官が攻略対象なのに目的が警察内部の内通者を疑うって何じゃそりゃこれから攻略対象を疑いますって言ってるようなものじゃないか。

 それでもだんだんと白石さんと仲良くなっていく様子を見て、これは怪しいと思わせておいて実は味方だったパターンだなと思っていました。あのスチルを見るまでは。

 

そう!あの頭を抱えて混乱しているあのスチルですよ!!!

 

ここを読んだ時点で少なくともアドニス側の人間だと悟りました。しんどい。

 

自分は夢特性はないので乙女ゲーをやるときはヒロインは1人の登場人物と認識して読み物を読んでいるつもりでプレイしているのですが、このルートは1番市香ちゃんに感情移入した気がします。

 

この人は何を考えてる?

敵?味方?

 

あやふやなまま、疑ったまま白石さんの人となりを知って、疑いたくない敵であってほしくない…と緩やかに地獄へ向かう感じ。

 

最後のトリガーに成功した後記憶を失ったくだりに入った時、BADを踏んだなと思っていたらまさかの正解ルート。

でも個人的には1番納得がいくというか、いい形になったんじゃないかなあと思いました。

御國さんを殺してしまった時点で無罪放免ハッピーエンドとはいかないし。

 

あと、個人的に悲恋ENDがぶっちぎりで好きです。

初めて読んだ時、物語として美しいと思ってしまいました。

スチルの綺麗さもそうだし、未来に一切の救いがないのも。

この先待ち受けるのはずっと2人でいられる地獄。

ドロドロと沼に沈み、溶けていく。

 

 

 

楽しい話もしよう!

後半心を許してからの白石さんはベリーキュートでした!

1番年上で見た目もミステリアスなのに中身は1番純粋で子供なの最高そういうギャップ大好き。

手を繋いで喜んでる笑顔は純度100%。守りたい。この笑顔。

声色も完全に切り替わってはしゃぐ子供にしか聞こえませんでした(笑)

木村さんおそるべし。

 

非常に個人的な話、ショタコンロリコンの気があるのでショタ石さんで記憶が飛んだ。

一通りプレイして1番興奮したのはここです()

外の世界を知らない命令に忠実な金髪美少年って何それしんどい。

以上最低な感想でした…。

 

 

長くなったので今回はここまで。