ケロケロ

オタクの備忘録

カラマリ感想02

 

前回の続き!

カラマリ感想です。

 

 

 

!注意!

ネタバレには一切の配慮がありません。

ゼロの正体についてもはっきり書いています。

未プレイの方はお気を付けください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡崎ルート

 

 

ここまでプレイしてきて、自分の中ではゼロは攻略対象の内の誰かだと思っていたので岡崎ルートも疑いながらプレイしていました。

良い顔した優しい人ほど危ない的な。

でもその疑いは序盤で消えました。

 

菅原の家の前でアドニスとの関連を疑われて銃を向けられるシーン。

敵ならば容赦なく殺すという冷徹さを感じたのでゼロではないのかなと。

そして同時に「この人意外と正義感が強い…?」と思いました。

正直それまではふわふわしてるし寝てるし市香ちゃんのこと口説いてるし、もっと適当な性格のキャラだと思っていたのですがこのシーンで少し認識が変わりました。

さすが現職の警察官だけはある。

 

しかしこれ、正義感が強いとかじゃないことにだんだん気付いていきました。

「やっとみつけた」とか「残念だけど他を探せば」とか市香ちゃん本人ではなく別の何かを見ていることは明らかで。

とにかく価値のある人間を守って死にたいなんてなんだその超自分勝手な理論。

なんて面倒なんだ。

 

と思ってたら市香ちゃんがガツンと言ってくれました。

ここで突き放せる市香ちゃん好き。

 

その人の抱く理想や在り方に惹かれたというのはつまりその人のことが好きって事だと考えていいと個人的には思うけど、岡崎は何というか、価値のある人間を守って死ぬことができる自分が好き、好きになりたいって感じな気がする。

こうなってくると岡崎は本当に市香ちゃんのことが好きなのか…?と思ってしまうけど、うまく誤魔化せなくてうわべだけの言葉が言えなかったのが答えかなぁなんて思っています。

 

岡崎の悲恋ENDも大好きです!

というか正直驚きました。あの展開で死なない、死ねなかったのが意外でした。

てっきりまた守れなかった、もう自分はダメだと絶望して死を容易に選ぶと思っていたら岡崎が選んだのは市香ちゃんの言葉の通り生きること。

でもよくよく考えると岡崎はまた先立つ人の言葉に縛られることになるんですよね。

いいのか悪いのか…自分の意思があるようでない人だなあと思いました。

決して悪い意味ではなく、ある意味「守る」事においてこれほどの適性もないのかなと。

だからこそハッピーエンドのルートでは自分で生きることを選んで自分の心から市香ちゃんを好きになれたことをよかったなぁと思います。

 

まあ総括は「お前めんどくせぇ!」です()

 

 

 

 

 

柳さんルート

 

 やってまいりました最後のルート!

解放された時の演出めちゃくちゃかっこよかった。

 

柳さんルートだけエピソード0から始まったのを読んで「これ特別なやつだ!やっぱり柳さんがゼロなのか?」と思いながら進めていました。

そして突然始まる市香ちゃんの悪夢。

柳さんの反応から見ても多分前から関わりあるんだろうなぁと思っていたけどまさかの展開。

市香ちゃんは過去の誘拐事件の被害者だったし柳さんはその事件で市香ちゃんを助けようとして犯人を殴って植物状態にしてしまう。

柳さんが過剰防衛に走ってしまう心理もわかるなぁとかそれでも市香ちゃんと会う前から罪を受け止めて前に進んでいるのすごいなぁとか流石に覚えてない…?いやショックで忘れちゃうか…とか色々思う事はあれど1番言いたいのは

 

いや市香ちゃんの両親娘がこんな目にあった過去があるのにその態度?!?!?!

 

です。はい。

今までもチラチラ両親の市香ちゃんへの無関心さは匂わされてきましたけどその時はこんな過去知らないわけで。

まあありがちだよね〜なんてさらっと受け流してたけど全然ありがちじゃねぇよ?!

どう考えても過保護になる流れじゃないのかそこは?!

本当の悪って実は市香ちゃんの両親なのでは。

 

冗談はさておき。

柳さんルートは真相ルートということもあって他のルートよりは恋愛要素すくなめでした。

でもその少ない中で市香ちゃんの攻めること攻めること(笑)

柳さんルートだけド攻めになる市香ちゃん最高。

恋する乙女だもんしょうがないよね!なんて言ってて驚きました(笑)強いな(笑)

そんな市香ちゃんに対して恋愛関係になったら優しくしてやれないから覚悟しろはずるい。

関係が進んで前進するとどんどん人間味の出てくる柳さんが素敵。

2人の恋の優しい駆け引きが大好きです。

 

 

そして明らかになるX-day事件の真相。

ゼロの正体は柳さんとの会話の中で謎解きのように明らかにしていきますが、読み進めながら「いよいよ明らかになるぞ」とハラハラドキドキでした。

一瞬望田さんが出てきた時の焦ったこと焦ったこと。会話の流れとして犯人ではない人物として話題に出されたのですがあの張り詰めた雰囲気で出てくるとビビる。望田さんがゼロだったらもう何も信じられない…。

そして、似たような繋がりで似たような条件で望田さんでないのなら…。

 

 

あいつしかいな…名前入力!?!?

 

 

まさかここで選択肢ではなく一から入力させられるなんて思わなかった。

しかも該当人物は超初期で気になってたくせに下の名前覚えてなかった。

ナンデェ!?とか言いながら公式サイトを見ました。

緊張しながら進めていたのにここで一気に力が抜けてしまいました(笑)

 

気を取り直して。

ゼロは冴木君でした。

ここで思い出されるプレイ開始直後の記憶。

「なんで冴木君攻略できないの?」とか言ってましたね、ええ。

個別ルートに入ってからというもの、あまり出番がなかったのですっかりノーマークになっていました。

でもそんなわけなかった!!

よくよく考えてみたらそりゃそうだよ、登場人物の中で市香ちゃんの警察官としての信念を一番よく知ってるのはあんたしかいないよな!!!

あとで共通ルートを読み返してみたら意味深な発言だらけでした。

特に射撃場でのシーン。明らかに意思確認じゃないか。

 

市香ちゃんがゼロにたどり着いた途端にかかってくる電話。

タイミングが良すぎて怖い。当たり前だけど。

 

そしてゼロの手に落ちた市香ちゃんを助けるため事務所の面々勢ぞろいでアドニスのアジトにカチコミ!

(笹塚は新宿署ですが)

さすが真相ルート。物語の終わりを感じます。

アジトの場所を教えるのを渋る白石さんに声を荒げる柳さんは必死さが伝わってきてとてもよかった。

 

一度はゼロを取り逃がすも首輪をつけられた教会で再び対峙する柳さんと市香ちゃん。

正直ここはあっさりしすぎてるかなと思ってしまいました。

もっとゼロと駆け引きというか、会話をするのかなと思いましたが四肢を撃たれてあっさり確保されました。

まあ真相ルートであり柳さんルートなのでしょうがないかなとは思いますがそれでも黒幕ともうちょっとやり合うところが見たかったかも。

 

何がともあれ、プレイし終えた後の満足感がものすごい作品でした。

登場人物一人一人に魅力があって、物語が終わってしまうのが寂しかったです。

彼女たちの世界をもっと覗いていたいな…

と思ったら!朗報!すでにFDが発売済み!

そしてこれを書いている今既にクリア済み!(笑)

無印は借りていたものだったのですが、FDは我慢できずに自分で買いました。

次はアンリミの感想を書くぞ!

無印は返却してから感想書いているのでざっくりしていますが次はしっかり書きたい。

 

 

 

駄文にお付き合いありがとうございました。